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zoom RSS 小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の感想

<<   作成日時 : 2018/02/15 05:31   >>

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夢枕獏の長編小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」の第1巻〜4巻を、やっと全部読み終えた(^_^)
今年になって読み始めたけど、途中で他の本を読んだりしたので(^_^;、1ヶ月半の長きにわたって読み続けてようやく昨日エンディングまで到達。しかし、その長さを感じさせない面白さで、1,200年前の中国を舞台にした様々な物語を大いに楽しんだ(^_^)
この本を読もうと思ったのは、今月の24日から公開される映画「空海 KU-KAI」の原作だから。映画「空海」は以前から絶対に見に行こうと楽しみにしている作品で、映画を見る前に原作を読んでおきたかった。だから、公開までに読み終えて良かった(^_^)

遣唐使の一員として唐に渡った空海、その目的は密教を修得して日本に持ち帰ることだった。この小説は唐の都の長安での空海の活躍を描いたものだけど、宗教色はほぼゼロ。長安で起きる奇怪な事件に立ち向かう陰陽師のような活躍を見せるので実に楽しい。既に天才僧侶だった空海が、中国を舞台に難事件を解決するという姿は痛快でもある。
ただし、数々の難事件の背後にある物語は深く複雑で、そして深刻だ。空海が中国に渡る50年前の、楊貴妃の死にまつわる謎も登場して、当時の史実をたくみに織り交ぜながら語られる。そして謎が徐々に解明されていくと、そこには悲劇や感動的なストーリーが待っている。また、様々な詩が取り上げられるのも印象的だった。天才詩人の白楽天(後の白居易)も重要な人物として登場するし。

空海の活躍に拍手喝采を送りながらも、当時の歴史的な悲劇に思いをはせて、時には感動し感涙しながら読み終えた後の充実感はとても心地良い。
この小説がどんな映画となっているのか楽しみだ。


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