小説「鳴門秘帖」の感想

昭和元年(1926年)から約1年、毎日新聞に連載された吉川英治の時代小説「鳴門秘帖」。大衆文学の傑作と言われていて、今までに何回も映画やドラマになっている。私は今まで全く見聞きしたことが無かったが、今年の春からNHKのBSで放送されている「BS時代劇 鳴門秘帖」を見始めたところ、もの凄く面白いので、ドラマを見るのを一時中断(録画は継続)して、原作小説を読んでみた(^_^)
文庫本で全三巻、合計で1300ページ近い大作でも、電子書籍なら全巻セットで千円ほど、薄い端末なので読むのもとっても楽ちん♪その中身は起伏があって、最後まで一気読みさせる面白さだった(^_^)

ドラマで描かれているとおり主人公の法月弦之丞はめっぽう強くて、敵との戦いにはハラハラしながらも胸がすくことしばしば。やられてもやられても、しつこく弦之丞を追い続ける敵達の卑劣な行動には、毎回憤りを感じるけど、ちょっと間抜けで滑稽なところもまた良し。そして、弦之丞を取り巻く女性達。女スリや名家のお嬢さんや商人の娘など、みんな弦之丞に惚れて「弦之丞様♥」状態。彼女達の恋愛がどうなるのかも本作の筋のひとつで、これも人気の理由だろう。弦之丞を助ける目明かしや与力の活躍も心強くて頼もしい。
本作を読み続けて物語の世界に入っていると、主人公達と一緒に阿波・徳島藩に旅をしているような気分になる(^_^) そして目的地に到着して、徳島藩による倒幕運動の証拠を得ることが出来るか?が最大のクライマックスとなり、長い旅は静かに幕を閉じた。
90年も前の小説なので、使われている言葉や言い回しに古さを感じることもあるし、新聞連載の小説らしく大げさな表現もあるが、今読んでもさほど違和感なく十二分に楽しかった。

さて、ドラマの続きを見ることにしよう(^_^;

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