「新しい国創り」って何だ?

「今こそ、新しい日本の国創りをスタートする時であります。」
「平成の、その先の時代に向かって、日本の新たな国創りを、皆さん、共に、進めていこうではありませんか。」
「次の三年、国民の皆様と共に新しい国創りに挑戦する。」
昨日開会した「第197回国会」の所信表明演説で、安倍首相は新しい国創りという言葉を3回用いたが、官邸で公開されてる演説全文を読んでも、どんな国を創ろうとしているのかサッパリ分からない。

冒頭では、人工知能の急速な進歩とビッグデータ活用によって、"想像も出来ない進化"を遂げるから、これまでの"常識"を打ち破らなければならないと述べて、だから新しい日本の国創りを・・・と続いている。
確かにIT技術の進歩によって社会は変わるかも知れないけど、それが"国創り"が必要なことか?IT後進国の日本を、産業構造を変えてもっとIT重視の政策(例えば中国や韓国のように)にシフトするならともかく、そんなつもりは全く無いのに国創りとは大げさ過ぎる。

次の"国創り"が登場するのは終盤で、来年G20サミットが大坂で行われて、再来年に東京オリンピックがあって、来年には年号が変わる。それは"歴史の転換点"だから、「平成の、その先の時代に向かって、日本の新しい国創り・・・」と続いている。平成が終わるのは歴史の転換点とは言えるけど、国民にとっては天皇陛下が交代して年号が変わる程度の影響しかない。また、サミットや五輪開催は転換点か?これらを要因とする国創りとは何だろう?いったいどんな国にしたいのか?

最後の締めに出てくるのが「国民の皆様と共に新しい国創りに挑戦する」という言葉。
私も日本国民だけど・・・どんな国創りか分からないのに、一緒に挑戦すると言われても全く賛同出来ない。

今までも安倍首相は新しいことへの挑戦を繰り返し発言してきたが、その成果はほとんど実感が無い。
経済政策は明らかに失敗し、実所得は減るし、国の借金は増えて次世代への負の遺産は増える一方。外交での成果はゼロだろう。
そんなこと関係なく、新たな国創りという言葉で国民の目先を変える。こんな演説にはもううんざりだ。

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