小説「熱帯」の感想

マイキャンペーン"今年の本屋大賞のノミネート作品を読もう!"(^_^;の第三弾は、森見登美彦著の「熱帯」。
読中は不思議な世界観にドップリ浸かって、読み終えたら夢から覚めたような感じ(^_^; これまでも不思議を不思議と感じさせないモリミワールドを読んできたけど、本作はそれが炸裂していて、大いに楽しめた(^_^)

「この本を最後まで読んだ人はいない」という謎の本「熱帯」、その理由は誰もが読み始めると途中で紛失してしまうから。そんな体験をした人が集まって、それぞれの記憶を集めて、どんな物語だったのかを明らかにしようとするが・・・これはごく最初の展開に過ぎず、「熱帯」の物語はそこから大きく広がって、魔王が支配する群島や、戦中の中国、近現代の京都などなど、舞台が次々に変わるのが楽しい。
それぞれの舞台では千夜一夜物語のように、語り部が話す物語の登場人物が語り始めたりするので、話の展開もあちこち飛びまくる。最初は戸惑ったけど、次々と転換する舞台や物語に病みつきになった(^_^; 場面が変わるたびに、次はどんな話かな?と楽しみにしながら、あっという間に読み終わった(^_^9
それらの話も短いながら面白く、実はお互いが関連しあっているのも楽しい。

本作は読む人によっては、訳が分からなくてつまらないかも知れないので、本屋大賞は難しいかなぁ。
でも、私は大いに楽しめた。著者の森見登美彦の「我ながら呆れるような怪作である」という言葉に偽りは無い(^_^)

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