何のためのイラン訪問?

安倍首相がイランを訪問すると聞いて、政権発足以来初めて世界に日本の存在感を示せると思い、少しは期待していたけどなぁ・・・やっぱり期待外れだった。オバマ大統領を含め英仏独中ロ+EUとイランで結ばれた"核合意"、これに対し安倍首相は"100%支持する"と世界中に発信している。だから、アメリカが離脱して世界中が困っている今、安倍首相がアメリカとイランの仲介を担うことに注目されていた(はず)。

安倍首相は日本時間の昨日の夜、イランのロウハニ大統領と会談し、未明に共同記者会見を行った。ここで、世界が驚く成果が上がっていれば、私のスマホに速報が届いているはずだったが、今朝起きた時にスマホを見ても無し。どんな会見だったのか、ネットで調べても官邸のホームページには未だ登録されておらず、安倍政権を支持するNHKニュースのWEBにも記事が無い・・・さすがに日本の新聞サイトには概要が記載されているけど、その中身は外交成果とは思えない。では、海外メディアはどうかと思って調べてみると、CNNは完全無視。BBCには小さく短い記事があって、会見の内容は日本と同じ程度、それに加えてアナリストの「今回の会談での成果は、国内向けアピールにある」という意見が紹介されている。

ロウハニ大統領との会談の後、安倍首相が「緊張緩和に向けて日本としてできる限りの役割を果たしたい」と述べたことが今回の会談の"成果"(?)の全てかも。(会見の全部を見聞きしてないので) あと、今でも核合意に賛同している旨を言ったことは大きいかな。じゃぁ、トランプ大統領に核合意への復帰を要請したのか?とも言いたいが。イランもアメリカとの戦争は望んでいないと以前から言っており、日本に期待することは、国民を苦しめているアメリカの経済制裁の解除または緩和だったはず。それに対する日本側はゼロ回答だったのかなぁ・・・

日本は中東外交に関しては、対米追従でない外交を続けていた歴史があり、それを私は誇りに思うし、中東外交における安倍晋太郎外務大臣の果たした大きな役割も忘れていない。だから、今回もトランプ大統領の意に反して(もちろん事前に了解は得るだろうが)、日本は経済制裁に参加しない!とか、アメリカに経済制裁の緩和を止めるよう説得する!とか会見で言うことを期待していたが・・・
ちなみにアメリカによる経済制裁には、安倍首相の仲良しのプーチン大統領も反対している。

残念ながらイランを失望させ、世界的にもさほど話題にならなかった今回の首相のイラン訪問。それでも日本では「安倍首相すごい!よくやった!」となるのだろうなぁ。

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