「世界最先端IT国家創造宣言」はどうなった?

管内閣が政策の目玉として掲げている"デジタル庁"の設置について、メディアによる好意的な報道が続いてるが、私はもの凄く違和感を感じる。
その理由は、安倍内閣もITについては重要政策として掲げていたはずなのに、その結果が全く検証されていないから。
安倍内閣は7年前の2013年6月14日に「世界最先端IT国家創造宣言」という宣言を閣議決定している。その冒頭には「成長戦略の柱が、IT戦略であり、国民が希望と自信にあふれる未来を切りひらき、持続的な成長と発展を可能とする」と書かれている。
30ページの同宣言の中身は、かなり立派なものだ。IT活用で"世界一安全で災害に強い社会"の実現だとか、"公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる"など、実現すればいいと思う政策がずらりと並んでいる。その範囲は広くて、遠隔医療,テレワーク推進,教育環境のIT化などなど、昨今のコロナ渦でも有効な施策が書かれている。例えば教育については、「2010年代中には全ての小中高校で教育環境をIT化し、学校と家庭がシームレスでつながる教育・学習環境を構築する」とある。これが実現していたら、学校が休校になっても、みんなオンライン授業を受けられたはずだが・・・?
デジタル庁の設立目的となっている、国や自治体のITシステムの改革についても、ちゃんと記載されていて、「大規模な効率化と縦割りを打破したシームレスな連携、変化への迅速かつ柔軟な対応力の向上を図り、効率的な行政運営と徹底したコスト削減を実現する」と明記されている。更に、職員が扱う情報のデジタル化(ペーパーレス化)の推進も、ちゃんと書かれている。これも実現していたら、今さらデジタル庁の設立とか、ハンコの撲滅なんて言う必要がないはずだが・・・?

ちなみこの宣言には、「本戦略では、今後5年程度(2020年まで)に、世界最高水準のIT活用社会の実現と、その成果を国際展開することを目標とする」とも書かれているので、今年は掲げたIT戦略が実現している年だ\(^O^)/ それなら、今さら新しいIT政策なんて要らないはず?
しかしそうなってないのは、安倍内閣が閣議決定した「世界最先端IT国家創造宣言」が、まったく機能していなかったということになる。じゃ、何で掲げた立派なIT戦略が実現出来なかったのか?その理由をしっかりと検証すべきだろう。過去のIT戦略の失敗の検証なしに、管内閣が新たなIT戦略を打ち出しても、同じ失敗する可能性は大。マスコミも、そのあたりをちゃんと報道して欲しいと思うけどなぁ。

なお、一部のIT戦略は宣言通りに実現していて、それが今回のコロナ渦でも有効に活用されていることを補足しておく。(つまり、全く無駄だっというわけでは無いけど、それはほんのごく一部)

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9月24日の運動記録+日記

ウォーク:16,742歩(9月累計439,861歩)

体温:36.7℃ 体重:62.0Kg

前日に続いて朝から小雨の中、傘を差して蒲田まで1時間かけてウォーキング。
朝9時に不動産屋さんと業者が来て、電気温水器の配水管の損傷を確認。修理は明日か明後日になる模様。