レーダー照射報道に感じる違和感

中国海軍の軍艦(フリゲート艦)が1月19日に海自のヘリに、30日には護衛艦にレーダー照射したことは重大な問題だ。マスコミが大きく取り上げるのはもっともと思うが、すごく違和感を感じる。

軍艦が軍艦にレーダーを照射する行為は、潜水艦でいうと魚雷発射前にPING(ピン)を打つこと、戦闘機だとロックオンに相当するので、報道されている通り攻撃の意図と取られても不思議ではない。アメリカやロシアの軍艦だと、照射されたら即座に反撃するだろう。だからメディア(特に右寄りの新聞)が「一触即発の危機」と日本の国防の危機を煽るのも、まぁ仕方が無いか。私も第一報を聞いたときは、中国の行き過ぎた挑発に驚いた。しかし日本の自衛隊は実弾による攻撃を受けない限り、挑発に乗って反撃することはないはずなので、この件だけで緊張が高まるとは思わない。

それよりも気になるのが照射事実の公表時期だ。レーダー照射を受けて1週間近く経っての公表というのは遅すぎるだろう。それに対してメディアが政府の言い訳を擁護して、理解を示していることに強い違和感を感じる。
もしこれが本当に報道されるように「一触即発の危機」であれば、その危機が1週間も国民に知らされないことに問題は無いのか?もし実弾による攻撃を受けた場合、その弾頭を1週間かけて調べて、確かに中国海軍の武器だと確認してから公表するのだろうか?このような素朴な疑問への答えを、メディア報道で得られないのが不思議に思う。

もし民主党政権だったら、レーダー照射を受けた日に公表しても「遅い!」と非難されていたに違いない。もし海自からレーダー照射の報告を受けたときが昼食中で、食後に会見で公表したりしたらメディアは「日本の危機発生時に、のんきに官邸でランチ」「危機発生を1時間隠蔽」「遅すぎる公表」「民主党の危機管理能力は欠如」など言って、ボロカスに叩いていると思う。しかし自民党政権に対しては大甘だなぁ・・・本件に限った話ではないけが。

私は今回のレーダー照射は中国海軍の乗員が、事の重大さを理解していないために行ったと推察する。ようするに大げさになることを知らないバカがやっただけ。あまり日本で大騒ぎする必要はなく、じっくりと中国政府の反応を待てばいいと思う。


<今日の川柳>

中国の 本当の武器は 大気汚染

撃たれても 1週間後は 敵おらず

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