支持率アップの原因を考える

マスコミ各社が先週末に行った安倍内閣の支持率調査の結果、多くのメディアで支持率が上がっていることに疑問を感じるが、その原因について考えてみたい。

毎日新聞の調査では支持率が43%から51%に急伸、共同通信も4.3%アップの53.75%となり、読売が56%で横ばいなど、のきなみ50%を超える高い支持率となっている。これまでは閣僚が不祥事で辞任したときは、必ず内閣支持率が下がっていたと思うけど、なんで今回は逆に上がったのだろう?
私は安倍政権のダメージコントロールの上手さと、メディア報道の姿勢の二つの原因があると思う。

おそらく甘利前大臣の辞任は、週刊誌で疑惑が暴露されることが判明したときから決まっていて、政権や前大臣はそのタイミングを図っていた。それまで、安倍内閣や自民党による前大臣の慰留や擁護発言が行われ、あたかも一生懸命に甘利氏を守る姿勢をアピール。それなのに、甘利氏が辞任の会見を行ったため、甘利氏に対しては"潔い"とか"男らしい"といった賞賛が行われ、最後まで守ろうとした政権への批判も起きなかった。また、タイミング良く金曜日に日銀が更なる株価アップ&円安対策を打ち出して、株価が急騰したのも良かったのかも。(そうなることが分かって前日に辞任会見を打ったのか?)
なお、私は甘利氏は会見で何も説明しておらず、悪いことやってのはぜーんぶ秘書と言っているだけに過ぎないと思っている。

前大臣の疑惑が週刊文春で報じられてからのメディアの報道は酷かった。同様の疑惑が民主党政権時に起きたときは、鬼の首を取ったように執拗に追及する報道を繰り返していた大手メディア。それに比べて、今回はあっさりしたもので、擁護する与党の意見と、批判する野党の意見を単に並べて報じる程度で、かなり腰が引けているように見えた。この報道の差には呆れるばかり。

この2つの働きによって、前大臣自身は悪いやつに騙されただけで、けじめを付けて辞職した大臣は偉い!安倍首相に任命責任はあるけど大したことはない!となって、中身は空っぽだけど綺麗ごとを並べた施政方針演説を行った政権の支持率が上がったと推測する。
安倍政権を支持しない私にとっては、実に腹立たしいことだが・・・


甘利前大臣の疑惑の中で私が注目しているのは、薩摩興業の用地買収のための費用を当初2,000万円としていたURが、2億2,000万円も払うことになった経緯。メディアでは単に"口利き"としか報じてないが、この金額の差は大きすぎる。もし大臣の影響力で2億も余分にもらえるなら、これからも大臣に口利きをお願いする業者が殺到するだろう。

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