新書「平将門と天慶の乱」の感想

講談社のラジオCMを聞くたびに、とても気になっていた講談社現代新書「平将門と天慶の乱」(乃至政彦/なおしまさひこ著)。CMに騙されてもいいやと軽い気持ちで(^_^;購入し読了した。
これが期待以上に面白かった\(^o^)/

本書は西暦900年頃に生まれたとされる平将門(たいらのまさかど)の一生を、残された少ない古文や、数多くの歴史研究者による研究成果を引用しながら、そこから導かれる著者の考察を語った作品。平将門と聞くと、明治から昭和にかけて首塚に関する怨霊事件(首塚を移設したらたくさん人が急死したとか)が有名だが、著者はこれを最初の章で怨霊と無関係であることを事実を交えてキッパリと否定。私も将門怨霊はデタラメであることを知っているので、この著者の姿勢に好感を抱いた。謎が多い青年期の将門については、なるほどと納得させられる考察で、なおかつ当時の将門の姿を生き生きと描いているのが特徴的だ。当時(平安中期)の世相や権力構造についても解説されていて、とても参考になった。

関東全域を制覇した平将門が自ら「新皇」と名乗るまでのいきさつ描写は、目から鱗が落ちる思いで読み進めた(^_^) 日本の歴史の中で、京の天皇から独立した"国"を作ったのは将門だけだ。その事実の背景や末期が"そうだったのか!"と思わせられることが多く、読み物としてもすごく面白い(^_^)

今まで平将門が起こした"乱"については、ある程度のことは知っていたけど、ここまで細かく史実に基づき学べたのは嬉しい。やっぱり歴史って面白いなぁ。

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